知らないうちに「自分の通貨」が作られていた
顔や名前が知れ渡ったことで、困惑することも増えた。バズをきっかけに、ミームから着想を得たSAOさんの暗号資産(仮想通貨)「SAOコイン」が知らないうちに発行されていたのだ。「もちろん私は一切関与していませんし、勝手に写真を使われていたりもしたのには驚きました」と振り返る。
さらに、TikTokでは偽アカウントも登場。当時、SAOさんのアカウントが約4万フォロワーと小規模だったことが狙われた。
「短期間で大量にコンテンツを投稿していて、急激にフォロワー数を伸ばしていて焦りました。私の普段の投稿よりも『いいね』が多かったし、代わりに運用してほしいぐらいやり手でしたね(笑)。何度も運営に申請して、ようやく消えました」
ファンが増えるにつれて、アンチも出てきた。応援コメントと同等の量のアンチコメントがあり、ひどく落ち込んだこともあったという。
最も傷付いたアンチからの言葉は……
「外国語だとスルーしやすいのですが、日本語での批判はキツかったですね。『すぐ消えるだろ』『そんなにかわいくない』というのもありますし、『出てきすぎだろ、もう出てくんな』とか。
一番傷ついたのは、ある音楽番組に出演した時に、『日本に帰って来るな』と書かれたこと。調子に乗っているように見えたのだと思いますが、日本でずっと活動していたのに、そんなふうに言われてしまうんだなって……」
しかし、「これも有名税」と割り切るように努めている。一時期はたくさん拡散されたポストを後から削除するほどナーバスになっていたが、言われ続けると慣れてくるそうで「最近は、そこまで気にしてくれていると思えば幸せなのかなと捉えています」と吹っ切れた笑顔で話す。
これからやりたいことをたずねると、次のように話してくれた。
「こうなったからには、海外での影響力をより高めていきたい。今、英語と中国語と韓国語を必死に勉強中ですし、幅広い教養や実力も身につけていきたいです。
会社から求めてもらえる限りは金融OLを続けながら、海外と日本の架け橋になりたいなと。海外の方が日本を訪れるキッカケになったり、海外進出を進める日本企業の宣伝を担ったりしたいですね」
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
