なぜ頭の形に悩む赤ちゃんが増えているのか

赤ちゃんの頭の骨はまだ柔らかく、同じ向きで寝る時間が長いと頭の形に偏りが出ることがある。日本では1990年代から、うつ伏せによる突然死を防ぐために仰向け寝が推奨されるようになった。その影響もあり、琉夏くんのように後頭部の変形に悩む保護者が増えているという。

 

富山大学附属病院は2022年から「あたまの形外来」を設けており、今年5月には県立中央病院にも同様の外来が開設された。県立中央病院小児科の藤田修平医師は「一定の声はあった。最近は治療ができるようになり、親が見聞きするようになって関心が高まったのではないか」と背景を説明する。

 

外来では、まず手術が必要な病気による変形でないかを確認した上で、頭の形を詳しく測定する。その結果をもとに、経過観察かヘルメット治療を行うかを検討していく。「心配ないと伝えることもできる。気軽に相談に来てもらいたい」と藤田医師は話す。

ADVERTISEMENT

相談する場所がある、という安心感

 

治療中は月に1回程度、頭の成長に合わせて診察を受ける。なお、ヘルメット治療は保険適用外のため費用は全額自己負担となる。また、総合病院を受診する際には原則として紹介状が必要だ。

 

頭の形が気になる場合は、まずかかりつけの小児科などに相談することが第一歩だ。「相談できる場所がある」と知るだけで、不安を抱える保護者の心は大きく軽くなるはずだ。

(富山テレビ放送)

次のページ 写真ページはこちら