高市早苗首相のアメリカ時代の経歴が、このところ話題になっている。政治家になる前、高市氏は「元米国連邦議会立法調査官」という肩書でテレビ出演や執筆活動をしていた。その肩書は何なのか。本当にそんな役職があるのか。以前から疑問やツッコミがあったが、今年になってアメリカメディアが高市氏の経歴を取り上げたことで、改めて注目を集めた。

国会で答弁する高市首相 ©時事通信社

 日刊ゲンダイは、そのアメリカの記事を紹介し、高市氏はアメリカ議会で「コングレッショナル・フェロー」だったのか、それとも「インターン」だったのか、と疑問を投げかけた。

 これに対し、内閣広報官はXで反論した。元同僚本人に確認したところ、「She was technically a Congressional Fellow」と回答を得たとして、推薦状や名刺も公開した。

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 ただ、この説明は「フェローだったのか、インターンだったのか」という論点への回答である。一方、ゲンダイ記事がもう一つ投げかけていた、「米国連邦議会立法調査官」という日本語の肩書については触れられていなかった。広報官のXは、こういう時に重宝する。何を書いたかだけでなく、何を書かなかったかも見えてくる。

 もっとも、この広報官の説明自体も、その後新たな論点を呼んだ。週刊現代は、広報官の説明について当の元同僚に取材し、「日本政府の代表者から連絡を受けたことは一度もない」と回答したと報じた。官邸にも質問状を送ったが、記事掲載までに回答はなかったという。

 すると11日、内閣広報官は改めて元同僚に確認したとして、「日本政府から連絡を受けた」「彼女はフェローでありインターンではなかった」とするメールを公開した。ただ、公開されたのは返信メールだけで、質問文は示されていない。そこまで公開してくれたら、この件はもっと分かりやすかった。現時点では双方の説明はなお食い違っている。