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警察にも相談したけれど…
その翌日、辻橋の車が家の近くに止まっていて、監視している様子が分かったので、愛梨さんは警察に相談した。
「付き合っているときから刃物を見せられたり、殴られたりして、今もストーカーっぽいことをされています」
「ストーカー規制法に基づく警告を出しましょうか?」
「いや、反撃が怖いので……。こういうことがあるということだけ把握しておいてください」
「それならなるだけ1人で行動しないようにしてください。アルバイト先へは家族に送迎してもらうようにしてください」
「分かりました……」
それ以来、職場への送迎も親に頼んだ。案の定、辻橋は車で待ち伏せして付きまとったが、親がいると手を出してこなかった。しばらくすると一転して、〈結婚指輪を贈りたい〉というメールを送ってきたが、当然無視した。
「この野郎、オレのプロポーズを断りやがって……。ナメとんのか!」
これを機に辻橋は歪んだ感情を爆発させ、毎日、愛梨さんの行動記録を自分のスマホに書き込むようになった。
