Q イランの前最高指導者・ハメネイ師はなぜ殺害された?
アメリカ・イスラエルの軍事攻撃によって亡くなったイランの前最高指導者、アリ・ハメネイ師ですが、殺害された最大の理由とは何だったのでしょうか。(60代・女性・主婦)
A 「協議中だからアメリカは攻撃してこないだろう」と油断して…
イスラエルのネタニヤフ首相の言葉に乗せられたからです。当時アメリカはイランのウラン濃縮(核開発)をやめさせることができるかどうか、イランと協議中でした。交渉相手のトップをいきなり殺害したのですから、騙し討ちです。
ネタニヤフ首相は、イランという国のイスラム体制をなんとしても破壊したく、ハメネイ師殺害のチャンスを狙っていました。その結果、ハメネイ師が「まだ協議中だからアメリカは攻撃してこないだろう」と油断して地上の邸宅で幹部と会議を開いているところを察知、トランプ大統領に、「いまならハメネイを殺害する絶好のチャンス」と持ちかけたようです。
安易に考えていたトランプ大統領
トランプ大統領には、2026年1月、ベネズエラの大統領を拉致したことで、ベネズエラがアメリカの言うことを聞くようになったという「成功体験」がありました。イランも民主化運動が起きていたこともあり、「トップを除去すれば、一挙に体制がひっくり返る」と安易に考えていたようです。
しかし、トランプ大統領自身が「ハメネイを殺害したときに、彼に代わる人材も死んでしまった」と認めるほどの失策でした。「成功体験」からの失敗。イランは、ベネズエラより体制は強固だったのです。




