もんじゃ焼き屋でのスカウトがきっかけ
一方で、小学校で知った演技の楽しさはその後も忘れられず、高校では演劇部に入った。芸能界入りのきっかけは、演劇の地区大会が近づいたある日、部活の仲間ともんじゃ焼きを食べに行ったとき、たまたま東京の芸能事務所・インセントの社員にスカウトされたことだ。
このとき渡された資料に、井上和香など知っているタレントが載っていたので、みんなで盛り上がった(『CM NOW』2011年1月号)。親からは最初、反対されたが、「芸能のために上京するなら、まずは大学に入りなさい」と言われ、東京の大学を目指しながら高校在学中に事務所に入る。
高校3年生だった2009年には、小学館主催の「第1回東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリとCanCam賞を受賞。女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルとしてデビューする。
明治大学農学部を4年で卒業
高校卒業後、明治大学農学部生命科学科に入学するにともない福岡から上京する。もともと祖父が高校の生物教師だった影響もあって、子供のころから自然や生き物が大好きだった。それに加えて、高校時代にiPS細胞が話題になり始めたり、オワンクラゲの蛍光たんぱく質の研究で下村脩がノーベル化学賞を受賞したりということもあり、研究者に憧れて進路を決めたという(『プレジデントFamily』2023年冬号)。
明治大学は“東京の大学”とはいえ、農学部は神奈川県川崎市の生田キャンパスにあり、しかも週2日は大学の研究室で実験にいそしんでいたというから、芸能活動と両立するのはなかなか大変だっただろう。それでも親には「4年で卒業する」と約束して上京したので、このときもきちんと守った。

