解体途中の遺体を自室に4カ月間も放置

「意識が混濁していましたが、反応はありませんでした。30分待機。部屋の反対側にハシゴを用意し、首にロープを通して、ハシゴを外しました。その10分後ぐらいに、B子さんは失禁していました。亡くなったのかと思い、そこから5分待機しました。B子さんの正面に座り、意識を確認すると亡くなっているようでした」

 その後、斎藤被告はB子さんの“解体”を始めている。しかし解体がうまくいかないまま、その日の夜には両親が実家に帰宅している。斎藤被告の部屋には解体途中の遺体があったが、両親に見つかることはなかった。

 1月4日の犯行から、5月の家宅捜索まで、斎藤被告の部屋には4カ月間にわたって遺体が放置されていたことになる。

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 齋藤被告はB子さんの殺害をした後、強い感情を持つことはなく、達成感もなければ後悔もなかったという。ただ、B子さんの殺害後は他の自殺願望者と連絡をとっていない。その時期の心情を、法廷でこう証言した。

「2人とも『ありがとう』と言ってもらえました。自分からも言えました。2人とも家族のことを気にかけていました。(2人の)遺族のことは想像できません。もう少し配慮できればよかったと思います。ただ、それほど深く後悔しているとは言えません。反省しているとも言える状況でもない。遺族に下手なことは言えない」

 B子さんの遺族代理人から「『遺族に下手なことは言えない』というのはどういう意味か」と聞かれると、斎藤被告は「今は何を言っても侮辱にしかならない。私から言えることはない」とだけ答えた。

「罪悪感はないのか」との質問には、1分近く無言だった。その際、裁判長からは「今直ちに答えられないなら、答えなくていい」と言われた。ただ、「(承諾殺人は)悪いことと認識している。今後はやめられるならやめたい。今は人を殺したいとは思っていない」と答えた。

次の記事に続く 《懲役は…》「罪悪感について考えてきたが解決していません」2人の女性を“承諾殺人”で殺したのになぜ…? 被告の男(32)に下された「異例の判決」