「怪我をしていないので、それだけで50点くらいはいっているんじゃないかなと思います。なんとか耐えているな、というレベルです」
淡々とした口調で辛めの“自己採点”をするのは、トロント・ブルージェイズでメジャー1年目のシーズンを送る岡本和真(30)。オールスター休暇の合間だった7月15日(現地時間、以下同)、オンラインで「週刊文春」の単独インタビューに応じ、前半戦を振り返った。「大きく変えた」という打撃フォームやメジャーでも評価の高い好守の秘訣、さらには日本から持って行った㊙アイテムにまで話題は及んだ。
ジョン・シュナイダー監督も「期待以上」と評価
岡本は前半戦を打率2割3分9厘、22本塁打、62打点、OPS.788で終えた。本塁打数でア・リーグ6位につけるなど好調を維持しているが、「前半戦の成績は100点中何点?」と問うと冒頭のように答えた。
――50点とは結構厳しい採点ですね。
「まだシーズン途中というのもありますし、いろいろ試行錯誤しながらいい結果を出したいという思いでやっています」
――ジョン・シュナイダー監督も1年目の活躍を「期待以上のことをやっている」と評価していました。
「今までの野球人生もそうですけれど、『もっとできる』と思って取り組んでいます。もっと上手くなりたいし、そうならないとダメなので、まだまだこれからです」
――打率や本塁打数など最終的な今シーズンの目標は定まりつつありますか?
「数字の目標は本当にないんですよね。とにかく1年間、怪我なくやり切りたいというのが、本当に目標です。これまでもそうでしたが、特に今年は強く思っていますね」
「もうこんな時間か!」
――怪我対策でなにか取り組んでいることは?
「ジャイアンツのときから、やることは特に変わらないです。でも、メジャーに移籍してからは移動が多くなりました。それに日本だったら毎週月曜がほとんど休みでしたけれど、メジャーは決まった休みがない。睡眠や入浴など基本的なことをしっかりやるようには心掛けています」
――環境の変化で精神的な負担も大きいのでは?
「アメリカの時差って、東海岸の方が西海岸より最大3時間進んでいるので、西海岸から東海岸へ移動したら『もうこんな時間か!』と驚くことがあります。早くに目覚めてしまってボーッとしてしまうときもありますが、ちゃんと寝られてはいますね。新しい環境ですし、慣れていかないといけない部分やわからないこともたくさんあります。でも、監督やコーチ、通訳などみんなが助けてくれるので、本当に恵まれた環境で野球がやれているなと」

