「壁にボールが当たる音がすると『あぁ、あの大きい子が打撃練習を始めたな』とわかるんです。庭にあるビニールハウスの屋根を突き破ったのは、もう何回も。『あの子の練習の時だけ別の方向を向いて打たせてくれないか』と頼んだこともあります」(地元住民)
7月19日、メジャー入団を表明した佐々木麟太郎(21)の“伝説”を追った。
米大学留学から大リーグへ「逸材ぶりは『大谷超え』を期待」
入団するのは、ドラフト8巡目で指名されたマイアミ・マーリンズ。米大学留学から大リーグへ、珍しいキャリアになる。
「かねてメジャー志向が伝えられ、規格外のスラッガーとして期待されてきました」(スポーツ紙記者)
麟太郎の名は勝海舟の幼名に由来。岩手県北上市出身で、強豪・花巻東高校の甲子園球児だった。
「父親の佐々木洋氏は2002年から現在に至るまで、同校野球部監督です。『家族旅行は甲子園』と父が語るほどの野球一家で育ちました」(同前)
花巻東と言えば菊池雄星、そして大谷翔平の母校である。いずれも佐々木の父の教え子なのだ。
「佐々木は高校通算史上最多の140本塁打を記録。一方、11学年先輩の大谷は当時すでに二刀流でもあり、同56本塁打。大谷自身も『スイングは僕より優れている』と褒めていて、逸材ぶりは『大谷超え』を期待させます」(同前)
高卒後が他人と違った。プロ入りせず、「野球以外も学びたい」と米の名門スタンフォード大学に進学した。
「野球部特待生で、5000万円ともされる学費は全額奨学金。学力も評価に加味されたはずです。入学時に通訳を断り、今では英語もペラペラです」(同前)

