25歳ごろから入れ始めたタトゥー

――メノさんはタトゥーもがっつり入っているんですよね。

メノ そうですね。全身脱毛してからタトゥーを入れようと思っていたので、20歳から脱毛を続けて、25歳ごろからタトゥーを入れ始めました。最初はお腹に小さいものだけ入れて終わりにするつもりだったんですが、入れた瞬間にハマってしまって。気づいたら両腕、背中、脚と、どんどん増えて。首ももう少し入れようかなとは思っています。

 

――現在はバンドだけで生活ができているのですか。

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メノ おかげさまで、バンドだけで完全に食べていけています。ライブが月に10本前後あって、今年は7月末まで全国約20県を回るツアーをやって、8月頭にツアーファイナルとして大きい会場でやりました。バンドだけで食べていけるとは正直思っていなかったので、本当にありがたいことです。

はじめて本当の意味で自分を好きになれた感覚

――30歳でようやく、自分を認めることができたと。これまでの人生をどう受け止めていますか。

メノ 昔の自分には戻りたくないですね。昔のほうが素じゃなかったと思うので。顔が変わることで自信がついて、自信がついたことでメンタルが変わって、でも最終的には、顔じゃなくて自分の内面をちゃんと見つめることができて、はじめて本当の意味で自分を好きになれた感覚があります。

 顔のことで悩むのは人生でものすごく余計なことで、生まれた瞬間からそういう悩みは少ないほうがいいに決まっている。もともと顔のいい人のほうが強いと思う部分もありますよ。でも、だからといって自分の人生が間違いだったとは思わない。あの遠回りがあったから今があるんですよね。

――アーティストとして今後の展望を聞かせてください。

メノ 顔ではなく、中身で見てもらえるアーティストになりたいですね。僕に興味を持ってもらうきっかけは顔でも何でもいいんですけど、最終的には音楽性だったり、ステージで何かを感じてもらえたり、人柄で好きになってもらえたり、そういうものが積み上がっていく活動をしていきたいです。

 そして、かつて自分がそうだったように、見た目のことや不登校のことで悩んでいる人に、何かを伝えられるアーティストでもありたいですね。傷ついていた時代が長かった分、その痛みはちゃんと分かっているので。

 

写真=榎本麻美/文藝春秋

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