「手術後に傷あとが見えないようにお願いします」と訴えて…

――手術までの1週間は、どのような心境でしたか?

鈴木 めちゃくちゃ怖かったです。本当に嫌で、カレンダーを見ながら「こんなに頑張っているのに、なんで……」と毎日思っていました。個人的に一番引っかかっていたのは、頭に傷が残ることでした。

 事前に説明を受けた時には、先生に「手術後に傷あとが見えないようにお願いします」と訴えていました。

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――手術前後の流れも、詳しく教えてほしいです。

鈴木 前日に入院して、当日の朝は手術着に着替えて、医療用の着圧ソックスも履きました。両親と2人の先生、看護師さんたちと一緒に個室から手術室まで歩いていって、途中で両親と別れました。

 手術室の前では、先生や看護師さんがたくさんいらっしゃり「緊張するよね」と言われました。内心「あぁ、嫌だな……」と思いながら手術室に入りました。

入院中の鈴木愛來さん(本人のXより引用)

「とにかく頭が痛いし、気持ち悪かった」開頭手術後の身体の状態

――麻酔も使われたと思いますが、手術中の記憶も残ってはいるんですか?

鈴木 手術室に入って、手術台で仰向けになり、脈拍などを測るモニターが周囲にあって、点滴を打たれたのも覚えています。たぶん、その点滴が麻酔だったんだと思います。でも、そこからの記憶はなくて、麻酔から覚めたのが夕方の5時ぐらいでした。

 意識はまだうっすらとしていて、手術室からHCU(高度治療室)に運ばれている間に「鈴木さ~ん」と先生や看護師さんから言われた声、エレベーターの音は断片的に覚えています。

 麻酔から覚めるのが遅かったらしく、どうやらみなさんがすごく心配していたみたいです。個室に入ってから、ベッドにいる私を見て両親が「頑張ったね」と声をかけてくれたのを、なんとなく覚えています。