――この取材時点では、手術を経て5月26日に退院してから1ヶ月ほどです。回復してきた実感はありますか?

鈴木 退院から1週間半ほどは頭に痛みが残っていたんですけど、ある日突然、朝起きて「あれ、痛くなくなってる」と思ったんです。

 術後からずっと1日4回飲んでいた痛み止めも飲まなくなりました。激しい運動はまだできないんですけど、リハビリがてらにやっている家の周りの散歩も、距離が徐々に長くなっています。

ADVERTISEMENT

「身体に注射の跡が23箇所あるのですが…」入院・手術後の日常生活の変化

――そもそも、1月24日に電車内で立っていられなくなるほどの症状に見舞われたのが、脳こうそく発覚のきっかけでもありました。電車がトラウマになりませんでしたか?

鈴木 退院後に初めて電車に乗ったのは6月中旬で、地元の千葉から東京の友だちに会いに行きました。それまで、電車に乗るのは不安でした。

 最初に立っていられなくなったときの記憶が残っているし、電車のドアが閉まると心臓がバクバクして、密室で「また症状が出たらどうしよう」と思っていました。

 でも、この先を考えると電車に乗らないわけにはいかないので、イヤホンで音楽を聴きながら乗って、気持ちを安定させようと意識したら大丈夫になりました。今日も電車でここまで来たんですけど、大丈夫でした。

 

――入院や手術によって日常生活は変わりましたか?

鈴木 変わりました。身体に注射の跡が23箇所あるのですが、その跡に日が当たるとよくないかなと思って、散歩のときは長袖を着ています。アザや傷跡も隠せますし。

 髪の毛は結ぶと傷が見えてしまわないか心配なので、ヘアスタイルが限られるんです。髪を洗うのも大変で、鏡を見ながら傷跡にふれないように慎重に洗っていたんですけど、ようやく気にせず洗えるようになってきました。