ダイエット系インフルエンサーとして活動する、やせるくん(25)。高校生の時に体重140キロに達し、高校卒業後には糖尿病とも診断された。しかし20歳の時、好きな女性への告白をきっかけに一念発起。半年で70キロの減量に成功した。

 ところが、その後に転職した職場でのパワハラをきっかけに引きこもり生活となり、わずか2ヶ月で30キロのリバウンドを経験する。なぜ、せっかく手に入れた体を失ってしまったのか。

 やせるくん ©鈴木七絵/文藝春秋

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「毎日のように『臭い』『死んだほうがいいんちゃう』と言われた」

 70キロへの減量成功後、やせるくんは「痩せたことで、何か新しいことに挑戦したくなった」と語る。ずっとやってみたかった営業の仕事へ転職したものの、その職場はいわゆる「ブラック」な環境だったという。

「労働時間が15時間以上になる日もあるのに、残業代は全然出ない。毎日のように『臭い』『死んだほうがいいんちゃう』といった人格を否定するような暴言を浴びせられました」とやせるくんは振り返る。

 一緒に入社した2人の同僚も早々に退職し、最後に残ったやせるくん自身も8ヶ月で会社を去ることになった。

 

退職後、昼夜逆転の引きこもり生活でリバウンド

 退職後はさまざまなものが怖くなり、朝9時に寝て夜に起きる昼夜逆転の引きこもり生活へ。「やることがないから、食べてばかりいて」、その結果、たった2ヶ月で30キロの体重増加を招いてしまった。

「『やばい』と思いながらも、食べるのを止められない。どんどん太っていく自分を見て、自己嫌悪に陥る。あの頃は、完全に悪循環にハマっていましたね」

 再び体重が3桁の大台に乗ったとき、やっとスイッチが入ったという。「もう二度と140キロには戻りたくない。よし、こっからや」と再度の減量を決意。今度は自らのダイエット過程をSNSで公開し、人に見られることをモチベーションにする方法を選んだ。

「人に見られていると思うと、やる気の出方が全然違うんですよ」と語るやせるくんは、配信開始から3ヶ月ほどで70キロ台への減量に成功した。その詳細はインタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

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