ダイエット系インフルエンサーとして活動するやせるくん(25)は、高校生の時に体重140キロまで増え、高校卒業後には糖尿病と診断された。しかし20歳の時、好きな女の子への告白をきっかけに一念発起。

 半年で70キロの減量に成功し、その劇的な“ビフォーアフター”がSNSで大きな話題を呼んでいる。なぜ彼は痩せた姿をSNSで公開し続けるのか。

 やせるくん ©鈴木七絵/文藝春秋

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「皮が伸びてダルンダルンじゃん」SNSで誹謗中傷も

 やせるくんは現在、ダイエットの過程をTikTokなどで発信することを本業としている。視聴者からは「やせるくんの配信を見たおかげで、私も40キロ痩せました」といったダイエット成功の報告が届くこともあるという。

 一方で、アンチコメントも絶えない。太っている時期に動画を上げれば「そんなやり方じゃ痩せない」と言われ、痩せたら痩せたで「皮が伸びてダルンダルンじゃん」とケチをつけられる。最初の頃はメンタルをやられたこともあったというが、今は考え方が変わった。

「急激に痩せたから、お腹の皮は今でもダルンダルンです。だけどそれは、頑張って痩せた証でもあるよな、って」とやせるくんは語る。

「結局、アンチの人の考えや行動を変えることは難しい。だったら、自分の考え方を変えるしかない。いまは、応援してくれる人を大事にしようと思っています」

 

街中でギャルから「お兄さんマッチョでかっこいい!」と声をかけられたことも…

 見た目が変わっても、内面はなかなか変わらないと彼は言う。街中でギャルから「お兄さんマッチョでかっこいい!」と声をかけられたこともあったが、「それだけで終わっちゃいました」と苦笑する。

 痩せる前から抱えていた「どうせ自分なんて」というコンプレックスは、体重が変わっても簡単には消えないのだという。

 それでも、発信を続ける中で少しずつ変化も生まれている。「楽しく幸せに生きるためにダイエットする、という考え方が大事なんだなといまは思っています」——やせるくんはそう話す。

 140キロからの軌跡と、現在進行形の“最後のダイエット”については、インタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

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