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力士になるため上京したが…
犯人の佐藤は1941年、岩手県西磐井郡花泉町(現・一関市)で農家の長男として生まれた。
父親は頑固かつ短気で家族の温かみや団欒の雰囲気は皆無。小学校高学年から農作業を強いられ、しばしば学校を早退させられたり休ませられる。
そんな家庭環境もあって、中学時代から非行に走り、卒業後は巨体を活かして力士になるべく地元出身の力士を頼り上京。しかし、身長不足のため弟子入りは叶わず、その後は郷里で土工・炭鉱夫などの職に就いた。
窃盗罪により初めて警察に逮捕されたのが1957年。翌1958年1月に一関市で強盗・婦女暴行致傷事件を起こし、懲役5年以上10年以下の不定期刑に処される。1966年9月、山形刑務所を仮出所。
その後再び上京し、神奈川県川崎市にあった建設会社の飯場で土木作業員として働き始める。同年12月、横浜市戸塚区で寿司屋を経営する従兄の勧めで、同店の従業員に転職。
しかし、前科があることの後ろめたさからすぐに店を辞め、以前の職場で藤沢市に移転していた建設会社の飯場で住み込みで働く。
