「この夏は甲子園後の方が忙しくなる」スカウトたちの戦い

 そんな中、「やっぱり勝ったか」と某スカウトが漏らしたのが、菰田とともに“超高校級”と評価される横浜のエース、織田翔希投手(3年)だ。神奈川大会で自己最速157キロをマークし、優勝に貢献した一方、準決勝と決勝では足を攣りながら投げ、故障の不安も指摘されている。

「村田浩明監督は『織田が行きたいと言ったので行かせました』と続投の理由を説明。甲子園でも無理したがる選手を止めない雰囲気です。優秀な二番手投手もいるのですが、たとえ肩が痛そうな素振りを見せても交代はないのでは」(同前)

織田翔希投手 第97回(2025)選抜高等学校野球大会 ©文藝春秋

 スカウトの中にはこの夏は甲子園後の方が忙しくなるという者もいる。

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「注目選手が全国の舞台に立たないことで、スカウトはより自分たちの選手を見る目が試される年になった。注目は甲子園終了後、高校日本代表を編成して臨む、第14回BFA U18アジア選手権です。同大会は木製バットを使用するため、野手の実力を測りやすい。二刀流の菰田の打撃もここで試される。代表には地方大会敗退組も選ばれるため、今年は甲子園組よりも、敗退校の選手が多く選ばれる事態も予想される」(同前)

 夏の甲子園の裏で、スカウトたちの戦いも熱を帯びてきている。

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