遺体発見の当日、犯人の情婦が気付いていた「異変」とは?

 犯行前後のハートはどのような行動に出ていたのか。3日午後5時ごろ、ハートは馴染みの情婦(32)が勤務する近隣の金武村(現金武町)の店で“日本ビール”を1人で11本も飲んだという。その後、拉致現場となった石川方面に向かい、凶行に及んだ。ハートは深夜に再び泥酔状態でこの店を訪れ、同じ情婦に促される形でベッドに横になった。

 翌朝、情婦は「ハートが何もお金を払わずに基地に戻ってしまっては困る」と、ベッドに横になるハートの陰部を刺激して“対価となりうるサービス”に出ようとしたものの、ハートはそれを拒絶しお金を投げつけてきたという。

 その時、情婦は確固たる異変に気付いた。

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 ハートのズボンに血痕のような染みがついていたのだ。それだけではない。ハートが所持していた大型タオルにも血痕が見られた。ハートに洗濯を頼まれてそれに応じたものの、この出来事が重要な犯人検挙の証言の1つとなったのだった。

ハートは事件後、再び現場を訪れていた 画像はイメージです ©AFLO

 遺体発見と事件発覚の時となった翌朝。ハートは奇妙な、ただし犯罪心理学のセオリーとも取れる行動に出る。この情婦を連れて朝食を食べるとの名目で、遺体遺棄現場である嘉手納に“ドライブ”に向かったのだった。そう、現場に戻ったのだ。よく放火犯は火災現場に戻るというが、それに近い心理だったのだろう。

 “ドライブ”の途中でハートは、遺棄現場近くで徐行をし始めたという。その理由など知る由もない情婦は特に気にも留めなかったというが、思い返すと犯行の全容につながっていったのだった。

 続く記事では、ハートと接点があった人物たちが明らかにした「酔った際に見せる悪癖」や、 ビーチで女性を全裸にした上で暴行したというエピソード、さらにハートを待っていた“衝撃の結末”についてまとめている。

次の記事に続く 「3回、絶頂に達した」5歳女児に“性的暴行”の末、殺害→裁判では姑息なウソを重ね…“戦後史に残る残虐事件”の犯人を待っていた「最悪すぎる結末」(昭和30年の事件)

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