クイズ研究部に入り学校イベントに熱中した開成高校時代

――中学や高校では、どれくらい勉強していましたか?

田村 中学の時に通っていた塾では、勉強はたくさんしていたと思います。塾で同じクラスだったみんなとは仲良く競い合うことができて、お互いに自分で作った問題を出し合ったりとかしていたので、勉強するのが楽しかったんですよね。でも高校に入ってからは、勉強よりも、部活や運動会とか文化祭のような学校イベントにものすごく気合いを入れていました。

――高校ではクイズ研究部に所属されていたとのことですが、部活を決めた理由をお聞きしたいです。

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田村 当時は、家から学校まで1時間半くらいかけて通っていたんです。電車に乗っている時間も長いし、泥だらけになった状態で帰るのは嫌だなと思って運動部に入るのはやめようと思っていて。

 5月の運動会のあとに部活勧誘会というイベントがあるんですが、クイズ研究部のブースには早押しボタンが置かれていたんですよ。当時は今ほど競技クイズがポピュラーではなかったので、早押しボタンも珍しかったんです。一回押させてもらおうと思ってブースに行ったら、部員の人が新入生向けに問題をいくつか読んでくれて。そこでたまたま何問か正解できたんですが、そのときの感覚がとても気持ちよかったんですよね。それで仮入部だけでもしてみようかなと思って通っているうちに、抜け出せなくなってました。

――もともとクイズが好きで、高校に入ったらクイズ研究部に入ろうというわけではなかったんですね。

田村 クイズ番組を見るのは好きでしたが、クイズを部活にするという発想はなかったんですよ。そんな部活もあるんだな、と思いました。

©佐藤亘/文藝春秋

――部活動はどのような内容だったんですか?

田村 部にストックされている問題集をかわりばんこに読んで、早押しクイズをやる、というのが基本的な流れです。とはいえ、とくに規律もなかったので、クイズをやりたい人はやって、ほかのひとは後ろで麻雀をしたり、ゲームをしたりしてました。当時は部員が10人もいなかったので、部活動というよりは放課後のたまり場みたいな雰囲気でしたね。