「はなまるうどん」社長は、丸亀製麺や資さんうどんをどう思っているのか?

 県内ではこがね製麺所・こだわり麺や、全国区では丸亀製麺・資さんうどんといったライバルが多い。こうした競合との関係については「競合より協創」として、あくまでも新しい顧客を増やしてうどん市場自体が拡大することに期待を寄せる。

「新しいスタイルの店舗がどんどんと増えることによって、うどん業界自体のパイを広げられる。それによって、共存共栄ができるのでは」(前田社長)

株式会社はなまる・前田良博社長。1号店・木太店の初代店長でもあった(筆者撮影)

 はなまるうどんは、香川県内で進める「おいでまい!さぬきプロジェクト」と同時に、名古屋できしめん店「ズズズ」、東京でも新ブランドのうどん店を出店するなど、ここ2~3年は積極的に新業態の開発を進めている。

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 親会社・吉野家ホールディングスの中期経営計画では、はなまるうどん店舗を2024年度の415店舗から2029年度には600店舗へと増加させる目標が描かれている。はなまるうどんだけでなく、今回のTKMT高松本店や「ズズズ」「肉店」のような新ブランドを含めて、勢力を拡大させていく考えだと前田社長は話す。

 丸亀製麺との比較でいうと、自社の味やノウハウを固持しつつ讃岐うどんと認めてもらいたい丸亀製麺と、創業の地として讃岐うどんブランドを強化したいはなまるうどんといった見方ができる。しかし「讃岐うどんだから」「本場だから」といったスタイルに興味を示さない層も多い。はなまるうどんの「本場の讃岐うどん」アピールがどこまで全国で通用するかは、まだまだ未知数ではある。

 その点、はなまるうどんは丸亀よりもご飯ものがかなり充実しており優位性になり得る。新業態の開発やTKMT高松本店のような業態は理にかなっていると言えるだろう。うどん店として直接の競合をするのではなく、自分の土俵でいかに戦えるかが、店舗網の拡大や対・丸亀製麺のポイントになるかもしれない。

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