――どのように覚悟を示したのですか。

杏ちゃむ グラビアアイドルを辞めました。練習と両立できるアルバイトは少なく、ある程度のお金がもらえて応援もしてもらえるグラビアの仕事は好きでした。でも、色気で売りたいわけじゃないですし、周囲のレスラーからの反応も理解はでき、本当にやりたい道だけを極めようと思えました。

亡き父は「娘はプロレスラー」と誇っていた

――主戦場とするデスマッチは非常に危険を伴います。ご家族はどうおっしゃっていますか。

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杏ちゃむ 伝えていません。レスラーになったことまでは知っていますが。母が一度試合を見に来たとき、ボロボロにやられている私の姿を見て、最前列から「いやぁぁぁぁぁ」とすごい声を出して逃げ帰ってしまったことがありました。

©ニット・チ・ダルマ

――デスマッチをやっていることは知らないんですね。

杏ちゃむ そうですね。一度、電流爆破のデスマッチをやって、最後は病院送りになりました。エナメルは燃えやすいのでコスチューム発注の際に素材として使わないでほしい旨を伝えていたのですが、なぜか使用されていて、大火傷を負ったんです。

――防火服の素材に精通しておられるお父様は何かおっしゃっていましたか。

杏ちゃむ いえ、父はグラビアアイドルさえ最初は認めていない堅い考えだったので、伝えていませんでした。ただなぜか、プロレスをやっていることを知ってくれていたみたいです。

 父はつい先日他界したのですが、看護師さんに「娘はプロレスラーだから、すぐに来られるかわからない」と言っていたんです。

――その言葉を知らされてどのように感じたのでしょう。

杏ちゃむ すべてを認めてもらえたとは思っていませんが、私の活動をちゃんと知ってくれていて、なんだかんだ応援もしてくれていたからこそ出た言葉なんだな……と感じました。それを聞いたときは、素直に嬉しかったですね。

次の記事に続く 口に安全ピン、裸足で画鋲、朝起きるとベッドが…元グラドルのデスマッチ女子・杏ちゃむが語った“普通じゃない日常”

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