カズハの“ブレないゴール”

 カズハの歩みは、バレリーナという輝かしい経歴から劇的な転身とサクセスストーリーとして語られがちだ。もちろん、それも事実ではある。

 筆者はこれまでも、韓国で活躍する日本人アイドルたちが、どんな努力を重ね、なぜこれほど人を惹きつけるのかを考えてきた。その上でカズハの強みは「手段は何であれ、自分のパフォーマンスで人に感動とパワーを与えたい」というゴールがブレないことだと思う。

2023年4月20日(米時間)、「コーチェラ」のステージに立つLE SSERAFIM ©AFP=時事

 若い彼女にとって、人生の大半を懸けてきたものを、「本来の目的」のためにスパッと切り替えられる勇気、そしてサンクコスト効果に惑わされずジャッジできる聡明さ。いつか、もし、K-POP以外のフィールドを見つけたとしても、カズハは成功するだろう。そう思わせるものがある。

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 8月9日、23歳となったカズハ。グループ名「LE SSERAFIM」とは、「I'M FEARLESS(私は恐れない)」のアナグラムだ。その名を体現するように、恐れずに新たな道を選んだ彼女は、かつて目指したプリマドンナとはまた別の形で、いまや世界の大舞台に立っている。

デビュー5年目を迎えた(LE SSERAFIMのXより)

 現在はアルバム『‘PUREFLOW’ pt.1』を引っ提げたグループ2度目のワールドツアーの真っ最中。韓国2公演、日本11公演を終えた後は、北米・ヨーロッパ・アジアを回る。さらに、日本国内では、8月14日から開催される夏フェス「SUMMER SONIC 2026」への初出演も予定。各地で、また新たなファンを獲得するに違いない。

最初から記事を読む 「一体何者?」大阪出身、LE SSERAFIMカズハ(23)の“異色すぎる経歴”とは…“15年ささげた夢”を手放して韓国へ渡るまで

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