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被爆者の高齢化が進み、吉田さんのように家族からの要望で証言ビデオに応募するケースも増えているといいます。
5年前に転職して追悼平和祈念館の学芸員になった渡辺さん。原爆の悲惨さを伝える仕事に携わりたいとの思いからだったといいます。
渡辺由里さん:
私が中学生の時に国語の教科書に峠三吉さんの「仮繃帯所にて」という原爆の詩が載っていて。
「何故こんな目に遭わねばならぬのか なぜこんなめにあわねばならぬのか 何の為に なんのために」
実際にたくさんの被爆者の方とお話しさせてもらう機会ができて、本当につらいことを話してもらって申し訳ないなって思うんですけれども、やはりちゃんと残していかなきゃいけないなと思っています」
「仮繃帯所にて」を口ずさむ際、感極まって涙が溢れた渡辺さん。証言ビデオは過去の歴史を紹介するものではなく、「自分事として見てもらいたい」と話します。
渡辺由里さん:
「戦前に近くなっている」ように感じるとの声を、当時戦時中を知ってる人からそういう言葉を聞くようなタイミングもあったりするので、実際こういうことが起きるかもしれないんだよという。本当に自分事として見てもらいたいです。


