『東京ラブストーリー』から27年ぶりの共演
2018年に放送されたドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)では、織田裕二と『東京ラブストーリー』以来27年ぶりに共演を果たしている。このとき、やたらと屋上での撮影があるので鈴木は疑問を抱いたが、やがて、『東京ラブストーリー』では鈴木と織田が屋上にいるシーンが多かったので、スタッフたちはそれを意識してやっているのだとわかった。
かつての彼女なら、その手の話題づくりのための“匂わせ”は姑息だと嫌ったところだ。だが、年齢を重ねて、そうしたシーンがあれば昔のドラマのファンはきっと喜んでくれると思えるようになり、このときは素直に受け入れられたという。
2022年には、じつに25年ぶりの舞台出演として、アメリカ演劇の金字塔『セールスマンの死』で段田安則演じる主人公の妻を演じた。これを機に舞台にも積極的に出演するようになる。
2024年には、演出家・脚本家の冨坂友が主宰する劇団「アガリスクエンターテイメント」の公演『逃奔政走―嘘つきは政治家のはじまり?―』に主演している。同劇団の公演を観客として見て、自分も一緒にやりたいと思い、関係者を通じて伝えたのがきっかけだった。
同劇団の公演には今年(2026年)春にも、「エクストリーム・シチュエーションコメディ(kcal)『汗が目に入っただけ』」に、突然死して幽霊になった母親役で主演した。劇中では途中から出演者たちが2組に分かれて消費カロリーを競い合うゲームが始まり、鈴木も舞台を動き回る展開となる。かなり体力を要する舞台ながら、彼女が自分より若い俳優たちとの共演を楽しんでいるのが、観劇した筆者にも伝わってきた。
