「お互いを縛らない」別居婚のちょうどいい距離感

――普通とはちょっと違ったご報告の仕方ですね。Nosukeさんの反応はいかがでしたか。

misono Nosukeも子どもは欲しがっていたから、嬉しかったと思いますが、感情を出すタイプじゃなくて。

 しかもウチらは離れているのに毎日「おはよう」や「おやすみ」までやりとりをしたり「今日、何処で誰と何してる?」とか連絡を取り合う夫婦じゃないんです。年末年始に「いつ京都へ来る?」とか、「仕事で東京に行くけど、スケジュールどんな感じ?」とか、最低限のLINEだけしかしないんです。

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 misonoが週1のペースで仕事をしていて、月に1回くらい東京の予定が入ってるので、基本的にホテルの部屋で合流して、一緒に寝るだけ。お互い疲れていなかったら寝るまでの間、二人で喋ったりして、朝起きたら Nosukeはもういないし自分もチェックアウトをしてすぐに関西に帰るみたいな(笑)。

 とくに妊娠中はストレスを溜めないように心がけていたので、お互いが好きに自由に生きられて喧嘩も減っていたし、一人の時間が大好きで必要だから良い距離感を保てて逆に良かったと思っています。

――その知らせを受けた、ほかのご家族の皆さんの反応はいかがでしたか。

misono とくにお姉ちゃんが自分のことのように喜んでくれていたので感動しました。

 身内だけじゃなくて、知り合いからも「子どもは?」って会う度に質問をされていましたし。親も以前は「misonoはもう結婚すらしないんじゃないか」って思っていて。飼っている猫ちゃんが10匹になったあたりから、子どもも諦めていたそうで(笑)。

 でも自分は保育士になりたかったくらい、子どもが大好きなので、ずっと頭にはありました。だから子ども食堂や子ども宅食も継続してやっていましたし。

――misonoさんは以前から、夫婦の距離感を大切にされているとお話しされていますよね。

misono 自分は「浮気された方にも原因がある」と思ってしまうタイプなので、浮気を許せてしまうんです。浮気をされていても、鈍感なので自分だけが気づけなかったり。しかも浮気されたことより、嘘や隠し事をされていたことの方が気になったり。良くも悪くも人を信じすぎていて疑うことすらしないから、携帯は見ないし、束縛もしないんです。

 どの女性に対しても優しくあって欲しいと思っているので、やきもちはやかないし。別の人を好きになってしまったら「仕方ない」と思っちゃうし、引き止めたりごねたりしたことがないです。

お子さんに笑いかけるmisonoさんと、抱っこしているNosukeさん(写真=本人提供)

 だからNosukeが不倫をしていたら「別居婚を選んだのもmisonoなわけで、Nosukeは悪くないし、寂しい想いをさせた自分のせい」ってなります。二人が離婚をするとしたら、Nosukeがmisonoを嫌いになったときだけしかないです。

――そうした関係だからこそ、遠慮なく本音をぶつけ合うこともあるのでしょうか。

misono よく「結婚しても恋人同士でいたい」っていう人もいるけど、自分達は老夫婦みたいな感じ。言い合っていても周りの人達は「本当に仲良し」「のろけ?」ってなります。Nosukeは「misonoが一人で怒ってるだけで、俺は喧嘩をしていると思っていない」って言いますし(笑)。

 確かにNosukeって、例えばタクシーの運転手さんや飲食店の店員さんとかにも、いつどこで誰に対しても怒っている姿を見たことがないから、口論になることはほとんどないんです。