49歳のときに卵子提供を受け、ニューヨークで出産したこりんごさん(52)。現在はYouTubeやブログで自身の不妊治療や高齢育児について発信をするなど、活動の幅を広げている。
そんな彼女が、「レールに沿った人生」に疑問を感じてニューヨークに移住したきっかけや、子作りへの思いなどについて、話を聞いた。
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「一度外の世界を見ておきたい」とアメリカへ
――2023年、49歳のときに卵子提供を受けてニューヨークで出産。現在もニューヨークで子育て中ですが、そもそも渡米したきっかけはなんだったのでしょうか?
こりんごさん(以下、こりんご) 28歳のときに渡米したんですけど、他の方のように熱い目的とか夢があったわけじゃなくて。なんか28あたりって、なにかと考える歳じゃないですか。
――そういう方、多いですよね。
こりんご 当時は長く付き合っていたボーイフレンドもいたので、「もうこのまま結婚して家庭に入ってsettle down、落ち着いちゃうのかな」ってぼんやり思っていて。
日本に住んでいるときは病院勤務で歯科衛生士をしてたんですけど、福利厚生もしっかりしてるし、子どもを持ってもすぐ復職できる環境で。
親も友だちも近くにいるし、本当に順風満帆すぎて、敷かれたレールをそのまま歩いてきたような感じだったんです。
――昔からお子さんは欲しかったんですか。
こりんご 当時は、子供を産むなら30前後という一般的な妊娠適齢期があって、30歳過ぎたら高齢出産に当たると記憶してました。ですので「私もそのくらいなのかな」くらいには考えていました。
ただ、とにかく子どもを持って落ち着いてしまう前に一度外の世界を見ておきたいと、アメリカに行ったんです。
――アメリカ行くならニューヨークと決めていた?
こりんご 自分が決めたわけじゃないというか、アメリカだったら行き先はどこでも良かったんです。
旅行会社の人に「女性1人でアメリカに行くならどこがいいですか?」とたずねたら、「ロサンゼルスだと車が必要な場合が多いけど、ニューヨークなら地下鉄が便利だし、見るものもたくさんあって刺激的でいいのでは?」と言われて、「じゃあ、ニューヨークでいいです」と、かなり適当に決めた行き先で。
そんな感じでふらりと行ったのに、着いてすぐ、「この街に住まなければ!」と思っちゃったんですね。
