49歳のときに卵子提供を受け、ニューヨークで出産したこりんごさん(52)。現在はYouTubeやブログで自身の不妊治療や高齢育児について発信をするなど、活動の幅を広げている。

 そんな彼女に、48歳で卵子提供を決意した後のドナー探しから、超高齢出産のリアルなどについて、話を聞いた。

こりんごさん 2023年7月マタニティウェディング in 軽井沢

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不妊治療がきっかけで結婚することに

――不妊治療の費用は高額ですけど、費用はパートナーと出し合ったのですか?

こりんごさん(以下、こりんご) いや、体外受精も卵子提供も全部私が出しました。

 彼も子供を望んでいるなら折半もわかるんですけど、もともと彼は不妊治療してまで子どもがほしいわけでもなかったし、子なし人生でも2人でなら構わないという人だったんです。

 体外受精する時も、薬のサイドエフェクトで私が癌にでもなったら心配だとあまり賛成していないくらいだったので、そんな人に治療費を負担させるのは違うし。しかも結婚もしていない間柄でしたしね。完全に自分のエゴでやっていたので、自分だけが出す方がスッキリするなと。

 まあでも結局、不妊治療がきっかけで結婚することになったんですけど。

――結婚が不妊治療にメリットをもたらすわけですか。

こりんご 私の入っている保険は体外受精もカバーできない医療保険だったんですけど、彼の保険をちゃんと調べてみたら、一生涯に1回、不妊治療に対して1万5000ドルまで出します、という保険だったんですよ。で、それがわかって私からプロポーズしました(笑)。

――でも、もともと事実婚を貫く予定だったんですよね。

こりんご お互い収入もあり、自分で自分のことをサポートできることもあって、結婚する意味もタイミングもなかったんですよね。よくビザの期限が切れる前に結婚に踏み切る方もいますけど、私の場合はグリーンカードも持っていたので、なおさら必要がなく。

 ただ、夫は子どもが生まれたら結婚しようと思っていたのと、ちょうどパンデミックのときだったので、籍を入れておいたほうがお互いの国を行き来しやすいかもしれないと、そういう危機管理も踏まえて結婚しました。