49歳のときに卵子提供を受け、ニューヨークで出産したこりんごさん(52)。現在はYouTubeやブログで自身の不妊治療や高齢育児について発信をするなど、活動の幅を広げている。

 そんな彼女に、高齢育児ならではのメリットや、日本とニューヨークの子育て環境の違いなどについて、話を聞いた。

こりんごさんと息子

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高齢育児ならではのメリット

――卵子提供を受けて49歳のときに妊娠・出産。52歳の現在はまもなく3歳になるお子さんの子育て中とのことですが、高齢育児ならではの良さってどんなところでしょう。

こりんごさん(以下、こりんご) 50歳直前に産んで良かったなと思うのは、やっぱり若い頃より精神的な余裕がめちゃくちゃあることで。

 小さいお子さんを育てる方の多くは20、30代かと思いますが、私はその年代の頃、自分のやりたいことを存分にやってきたので今更、遊びに行きたいとかって欲が全然ないんですね。だから本当に子育てに没頭できるんですよ。待ちに待った子育てですからね。

――40代までにやりたいことをやりきった。

こりんご そうそう。私は28歳でニューヨークに来て、ダンスやらバンドやらやりたいこと全部やってきたから、もう自分のための時間は十分というか。

 ワンオペしている方なんかだと、「子どもと二人きりだと息が詰まる」とかって声も聞きますけど、そんな瞬間は一度もなく。

 せっかくこの歳で産んだし、子育てが楽しすぎることもあって、仕事復帰しないまま3年経ってしまいました。

――高齢育児は精神面だけでなく、経済面でも余裕がありますか?

こりんご 不妊治療にこんなに大金が注ぎ込めたのは、まさに歳を取って蓄えがあったからですよね。50代ならまだ働けるし、まだ少しの預金はありますが、これから預金が尽きて夫に養ってもらう状況になるのも嫌なので、どこかで仕事復帰したいなとは思ってますけど。

 それと、あと十数年で年金がもらえるわけですが、その時、息子はまだ10代。なので年金もらいながら子育てできるってなかなかないですよね(笑)。

――育児と更年期がかぶって大変ということは。

こりんご 息子は2歳なんですけど、まだ母乳をあげていて。つまり常に女性ホルモンが出っぱなしなので、更年期の症状も全くなくて。

 普通だったら女性ホルモンが減って来て更年期障害が出る年齢ですけれど、そんな時に母乳を出してる人ってあまり大多数ではないと思いますが、それで更年期が相殺されているような気がします。

 まだ授乳中なので生理は戻っていないのですが、卒乳したら閉経になってる年齢ですね。