卵子提供者を決める難しさ

――48歳で体外受精から卵子提供へと舵を切ったということですが、提供者を探すのも大変そうですよね。

こりんご たまたま日本人のエージェントさんがニューヨークにいたのでその方にお願いして探し始めました。でも、卵子提供者、ドナーさんを決めるのって難しいんですよ。

――提供してくれるなら誰でもいいってわけにもいかないでしょうしね。

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こりんご 人様の卵であっても、生まれてくる子はちょっとでも自分に似ててほしいという気持ちがあったので、「B型」「170センチ前後」という自分に似た条件をつけて。で、顔も面長の方を選んだりとかしてたんです。

 ドナーのリストを見ても皆かわいくメイクをしているし、全員素敵に見えるからこそ、骨格とか血液型とか身長みたいな、遺伝で出てきやすそうな部分にフォーカスして選んでました。

 逆に、性格や学歴とかは、ほとんど重視しませんでした。ドナーのリストに書かれた自己PRは自己申告で、いいことしか書いてないので性格を判断するにはあてにならないし、学歴が高いと謝礼金も高くなったりすることがあって。学歴も性格も、親の育て方で何とかなると思ったんですよ。

 でも血液型に関しては、将来、親と血液型が違うというのを気にして同じ血液型を選ぶ人もいるようですが、私は単に血液型占いとか信じるタイプで、好奇心旺盛で楽天家のB型の私に似て欲しくてB型を条件に入れました。

条件をゆるめ始めたら、突然現れたダークホース

――条件に合うドナーはいたのでしょうか。

こりんご 当たり前ですけど、条件を課すほど見つからなくて。そもそもB型のドナーが少ない上に、日本人女性で170センチある人も少ないから、「B型」「170センチ前後」ってだけでもかなりハードルの高い注文になってしまったんですね。

 で、そうこうしているうちにこっちはどんどん歳をとってしまうので、じゃあもう血液型はO型でいいです、みたいに条件をゆるめていったときに、ダークホースが現れまして。

――どんなダークホースでした?

こりんご 「身長173センチ、B型いました」とエージェントから連絡がきたので、じゃあぜひその方でとなったんですけど、卵子提供の世界って、間にエージェントはいますけど、基本的にこちらが見られるのは写真とプロフィールのみなので、本当にそのドナーさんの卵かどうか、確証が持てるものが何もないんです。

 で、日本人のドナーの多くが、卵子提供してることすら公表したくない人が大半なんですね。