キャリアを積みたい女性は20代のうちに卵子凍結をしていた
――その方々は若いうちに卵子凍結を済ませていた。
こりんご そうです。やっぱりアメリカは日本に比べてその辺はすごく進んでいるので、キャリアを積みたい女性は皆、20代のうちに卵子凍結をしていたんですね。
――若いと経済的に大変そうな気もしますが、カジュアルに卵子凍結ができるような金額なんですか?
こりんご 卵子提供のエージェントから聞いた話なんですけど、アメリカに暮らしている女性の多くが20代で卵子提供をしているらしく、卵子提供すると1回につき謝礼が7000ドル前後くらいもらえるんです。日本円にすると100万前後くらいですか。
で、その謝礼金を使って、自分の将来のためにも卵子凍結をしておくそうなんです。
――卵子凍結のための資金を、自分の卵子を使って獲得すると。
こりんご 全員がそういう人じゃなくて、卵子提供したお金を学費に充てている子もいるみたいですけどね。
まあとにかくそれで資金を得て、若いうちに自分の卵子を取っておいて気兼ねなくキャリアを積み、自分の好きなタイミングで妊娠する、ということだったんです。
――こりんごさんは28歳からニューヨークに移住されていましたけど、卵子凍結は一度も考えなかったのですか?
こりんご 渡米したての、観光客気分で楽しい日々を送ってたとき、新聞で「あなたの卵子を売りませんか? 日本人の28歳までの女性募集」みたいな広告を見たことはあったんです。でも当時の自分は、「自分の卵を人に売って大金もらうなんて怪しい!」と思って、調べもしなかったんですね。あの時の自分に言ってやりたいです、「卵子凍結やっておけ!」って。
今思えば28でニューヨークに来たとき、「ちょっと1人旅♪」なんて言ってる場合じゃなかったですよね。そうして私は何もできないまま44になってしまったんです。
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