胸が大きすぎて着られる水着がなくて…
――今でも胸が大きい人は下着や水着がなくて困りますが、グラビアをやられていた1990年代半ばだと相当に大変だったのではないですか。
大原 困りました。そのころは本当に自分に合う水着がなくて。「宣材写真を撮るから水着を買っておいで」と事務所の人に言われるんですが、近場の店にはそんな大きなサイズはないですし、まだインターネットも普及していないのでネット通販もないんです。
唯一、海外サイズの水着を取り扱っている店が湘南にあったんですけど、上が大きいと下も大きいサイズになってしまって。なので、下の水着を自分で縫って、サイズが合うようにして穿いていました。あと、姉が海外に行った時に買ってきた水着がいくつかあって、姉も巨乳だったのでその水着を借りてました。
――それは相当なご苦労ですね。一方で当時は出版社もお金があったので、グラビア撮影ではいろいろな場所に行けたのではないですか。
大原 最初の撮影はサイパンでしたね。初めての撮影は「ヤングサンデー」だったんですけど、まだ1人じゃ表紙は弱いからって桜庭あつこちゃんとツーショットでの表紙でした。ただ、その号がかなり売れてくれて、それからグラビアのお仕事をいっぱいいただくようになりました。
――もともと恥ずかしがり屋の大原さんですが、水着の仕事はやってみると楽しいものでしたか?
大原 いや、もうね、ずっと恥ずかしくて。カメラの前で堂々とできないんですよ。だから当時の写真は全部照れた顔をしています(笑)。
もっと上手だったら良かったのにと今になって思います。グラビアももっと堂々としていたら、私自身、もっと売れていたかもしれないって。
撮影=細田忠/文藝春秋
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