脱毛のように定期的に通う必要がある施術は、やっぱりハードルが高い

 青ヶ島には美容室ができましたが、エステやネイルサロン、まつげエクステのお店はありません。島では受けられない施術は、本土に行って受けます。私も以前、本土の美容クリニックで糸リフトを受けたことがあるんですよ。

 ただ、青ヶ島から東京へ出るには、ヘリか連絡船で八丈島を経由しなければいけません。八丈島から東京へは、飛行機を使います。当然、時間もお金もかかってきます。「仕事のついで」なら行きやすいですが、毎月のように仕事で本土に行く島民は、そこまで多くないはず。

 たとえば私の場合は、年に数回程度です。そうなると、美容室のように、本土へ出たついでに一度で済ませられるものならいいのですが、脱毛のように定期的に通う必要がある施術は、やっぱりハードルが高いんですよね。

ADVERTISEMENT

青ヶ島生まれ・青ヶ島育ちの佐々木加絵さん(本人提供)

基本はネット通販で「本土に行けないから」と困ることはほとんどない

 さて、美容室や美容クリニックと違って、コスメや洋服は、島にいてもネットで気軽に買えます。私も基本はネット通販です。

 青ヶ島には日用品や食品を扱う商店が1軒ありますが、品ぞろえが限られているため、東京のように何でも「なくなったから今日買いに行こう」というわけにはいきません。

 島まで物資を運ぶにも、いったん八丈島を経由する必要があります。連絡船は天候の影響で欠航することもあるので、必要になると分かっているものは、少し早めに用意しておくほうが安心なんです。

 特に生理用品は、必要なときに手元にないと困りますよね。私は、いざというときに困らないように、めちゃくちゃ買い溜めしています。

断崖絶壁の青ヶ島

 考えてみれば、島の外から必要なものを取り寄せるのは、今に始まったことではありません。

 私が子どものころは、カタログ通販を使っていました。注文方法がカタログからネットに変わってからは、返品や交換もしやすくなったし、購入できるブランドも増えたので、「本土に行けないから」と困ることはほとんどないですね。