不思議と肌がきれいな子が多い
私がメイクを始めたのは、高校生になってから。青ヶ島には高校がないので、中学を卒業すると島外の高校へ進学します。私も中学卒業後に島を出ました。ちょうどそのころはギャル全盛期で、私も濃いメイクをするようになっていたので、夏休みなどに島へ帰ると、周りから「すごくギャルになったね」と言われましたね(笑)。
でも、「東京だとこういう子いるよね」くらいの反応でした。青ヶ島の大人は、ほぼ全員島外で暮らした経験があります。だから派手な格好で帰っても、それくらいの反応だったのかもしれませんね。
今の島の小中学生は、メイクをしている子をあまり見かけません。島は子どもの数自体が少なく、同年代はいても1、2人程度。年の近い子どもがいない子も珍しくありません。身近にメイクをしている友達がほとんどいない環境だから、興味を持つきっかけが少ないのかもしれません。
メイクだけでなく、子どもたちは日焼けもそこまで気にしていないように思います。サッカーや還住太鼓をやったり、家の手伝いで畑仕事をしたり、友達と海へ行ったり。外で過ごすことが多いので、みんな健康的に日焼けしています。でも、不思議と肌がきれいな子が多いんですよね。
健康診断や歯のクリーニングも…意外と島の中でできることは多い
ちなみに、青ヶ島の学校は、子どもたちだけが使う場所ではありません。夜に学校の体育館を借りて、島民が集まってバレーボールやバドミントンをしています。学校の校庭を借りて、ランニングをしている人もいます。島内にスポーツジムはありませんが、気軽に運動できる環境があるから、普段から体を動かしている人は多いですね。
でも、そんなふうに運動する時間をつくらなくても、島には坂道が多いので、普通に生活しているだけでもいい運動になるんですよ。我が家から近所の商店は徒歩数分程度なのですが、坂道がかなりきつくて。買い物するだけでも、息切れするくらい疲れるんです(笑)。
スポーツをしていると、けがをしたり、体を痛めたりすることもありますよね。青ヶ島には理学療法士さんが常駐しているので、予約して診てもらえるんです。ストレッチや歩き方まで教えてもらえて、私も腰や足首が痛いときにお世話になりました。
