雑誌の連載、テレビのレギュラー出演、商品開発や食のイベント――寝る間も惜しむように働く、東京・恵比寿の予約が取れない日本料理店「賛否両論」店主・笠原将弘さん(54)が出版した書籍は、通算100冊以上。「週刊文春」の連載「笠原将弘のご自愛めし ちゃんと食ってるか!?」(文藝春秋刊)で人気を集めた“力士みそと生野菜”のつくり方を紹介する。

健康になれる(かもしれない)春夏秋冬の問答レシピ

【問】気候変動が心配です。
【答】「江戸時代の生活に思いを馳せて」

 私も最近の気候変動が心配だ。明らかに地球がおかしくなっている。こんなときはエアコンを切って、熱中症には充分気をつけつつ、江戸時代の人たちの生活に思いを馳せるのはどうだろう。たらいに氷水を入れて野菜を冷やし、日陰で丸かじりする。生野菜のうまみを引き立てる力士みそは、昔からお相撲さんがこれでごはんをいっぱい食べたり、ちゃんこ料理店で出されたり。やさしいピリ辛味で生野菜を無限に食べられ、常備菜としても重宝する。

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 私は作家の池波正太郎先生が好きで、『鬼平犯科帳』に描かれるような江戸時代の生活に憧れている。団扇で涼をとり、風鈴の音色を楽しむ。これくらいのゆとりが地球にもやさしいはずだ。

笠原将弘

力士みそと生野菜

力士みそと生野菜

■材料(作りやすい分量)
豚ひき肉…100g
にんにく…30g
きゅうり…2本
ピーマン…3個 
トマト…2個
A みそ…100g
 かつお削り節…3g
 砂糖…大さじ3
 酒…大さじ3
 みりん…大さじ2
ごま油…小さじ1
一味とうがらし…少々
白ごま…適量

■作り方

(1)にんにくはみじん切りにする。

(2)ボウルにAを混ぜ合わせる。

(3)フライパンにごま油を中火で熱し、豚ひき肉、(1)を炒める。全体がほぐれて火が通ったら(2)を加え、焦がさないようにとろっとするまで煮詰める。火を止めて一味とうがらし、白ごまを加えて混ぜ、常温になるまで冷ます。

(4)きゅうり、ピーマン、トマトを氷水で冷やして盛りつけ、(3)を添えて食べる。

力士みそは冷蔵庫で10日間ほど保存できる。
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