23歳、『踊る!さんま御殿‼』で訪れた転機
私の名前が全国区で知られるようになった転機は23歳のときでした。
バラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出させていただいたのですが、司会の明石家さんまさんから「あなた、何している人?」と聞かれたんです。そこでとっさに答えた「崖っぷちアイドルです」というひと言を、さんまさんがとても面白がってくださり、話題になりました。
その後、故・志村けんさんが舞台に呼んでくださったり、大阪では上沼恵美子さんや故・やしきたかじんさんの番組にも出演させていただきました。
一方、「崖っぷち」と名乗ったことで、体当たりの企画が多くなったのが悩みでした。泳げないのに滝つぼに飛び込んだり、バンジージャンプをしたり。危険を伴う行動でリアクションを求められたりもしました。
「崖っぷち」の看板を下ろせず涙した日々
本当は怖くてやりたくなくても、私にはほかに芸もなく、「崖っぷち」の看板を下ろしたら仕事はもらえません。芸人さんでもないですし、「このままでいいのだろうか」とタレントとしての生き方に悩み、テレビでは笑顔でも、家では泣くことが多くなっていきました。
「このまま崖っぷちアイドルを続けていいのか」と悩んでいたとき、当時のレギュラー番組の司会者だった島田紳助さんとお話しする機会がありました。その際、現状でいることへの不安を相談してみたのです。
すると「とりあえず、1年がんばれ」と言ってくださり、お仕事も振ってくださいました。
ちょうど1年経ったころ、「がんばってるやん。これからもがんばれ」と再び励ましてくださり、「まだ続けていいんだ」と思えるようになりました。あのとき、紳助さんの言葉がなかったら、芸能界を辞めていたかもしれません。