事務所にも内緒でキャバ嬢に
26歳のときには1か月だけ仙台のキャバクラでバイトをしたことがあります。「キャバ嬢出身の子はバラエティに強い」という話を聞いて、トーク力が身につくならやってみようと思ったんです。
東京のキャバクラだとテレビ関係者も多く来ますから、すぐに噂になってしまいます。そこで選んだのが、まだ楽天イーグルス(東北楽天ゴールデンイーグルス)の本拠地となって間もない時代の仙台でした。大阪と福島ではレギュラー番組を持っていたことがあったので避けて、業界の人が少なそうで、東京から新幹線で1時間半という距離の仙台なら、芸能の仕事とも両立できると思ったからです。
お店の寮に入って、住み込みで働きました。1人だと踏み切れなかったので、友達も誘って一緒に入店したんです。バレないために、店外に写真は出さないようにお店にお願いしていました。
お客さんからは当然ながら「熊切あさ美だよね?」と聞かれましたが、そのたびに「妹です」「姉です」などとごまかしていました。努力のかいもあり、その月の売り上げNo.1を取れました(笑)。ちなみに当時の時給は2500円、指名料は500円でした。
ただ、キャバクラは1か月で辞めることになってしまいました。いつも大きな荷物を持って帰宅している私を事務所が不審に思い、問いただされてバレてしまったんです。ダブルワークはイメージもよくないからNGだと言われ、キャバ嬢は続けられませんでした。
今思えば若気の至りですが、私なりに「前に進まなきゃ、時間を無駄にしてはいけない」という思いからの行動だったと思います。よい勉強になりました。
