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自宅の2階の部屋に少女を監禁し、セミダブルのベッドから動くことを許さず、少女が自分の命令に従わないものなら、殴りつけ、時にはスタンガンを当てるなどして、少女を完全に服従させたのだった。彼女はベッドの上で食事を取り、排泄も佐藤が用意したビニール袋にすることを強いられた。
佐藤と一緒に暮らしていた母親は、一般的な感覚として、少女の存在に気がついていたと考えるのが普通だろう。私は一つ屋根の下、少女と暮らしていた彼女に話を聞いてみたかった。
なぜ母親は「少女の監禁」に気づけなかったのか?
佐藤の母親と接触できたのは、事件が発生してから、数カ月が過ぎた頃のことだった。
家の前で張り込みを続けていると、近所の人の目につかない早朝4時に彼女は家の近くにあるコンビニに出かけた。
息子が犯罪者として逮捕され、心細さもあったのだろうか、コンビニを出てきたところで話しかけてみると、意外なことに家に招いてくれたのだった。
私が接触した当時、呼吸不全のため彼女は酸素吸入器が手放せない状況で、鼻からチューブが伸びていた。その姿を見て、息子が犯罪者となったのは、彼女にも責任の一端はあったが、憐憫の情を覚えずにはいられなかった。
それにしても、なぜ少女が2階にいることに気がつかなかったのか。