3つの病を抱えながら芸能活動30年を迎える酒井若菜(45)が、13年ぶりに写真集を出したことが話題になった。『ぴこぴこ。』(講談社)という不思議なタイトルだが、発売にあたって本人は「露出やエロを期待する方にはおすすめしません」という異例の発言をしている。

 13年ぶりに写真集を撮影したきっかけ、そして発言の真意について本人に話を聞いた。(全3回の3回目)

酒井若菜 ©文藝春秋 撮影・橋本篤

写真集は13年ぶりでも「メッセージみたいなものは本当にない」

――13年ぶりの写真集『ぴこぴこ。』を出したのはどんなきっかけだったのでしょう。

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酒井若菜(以下、酒井) 海外に行きたい、と思っていたからです。

――海外、ですか?

酒井 13年前に写真集を出した時もそうだったんですけど、海外に行きたいなと思っていたら出版社の方に「写真集の撮影で海外に行きませんか?」と言われて、じゃあやるって決めたんです。今回もまったく同じ。非常に軽薄な決め方でした。悩むと、やらない理由ばかり思い浮かぶので、あくまでポップに。

――それは意外なお答えです(笑)。

酒井 もう1個あるとすれば、芸能生活が30周年っていう節目だったので、しばらくやってなかったものを再びやってみる1年にしよう、というプランはなんとなくありました。昨年末には十数年ぶりに舞台に出ましたし、バラエティ番組も十数年ぶりに1本出てみたり。そのうちの1つが13年ぶりの写真集だった、という感じですね。

 

――今回のロケ地は台湾だったんですね。

酒井 台湾は行きたい国のリストにずっと入っていたんですけど、気軽に行けるぶん逆にずっと行けてなかった場所でした。打合せの一発目に出た候補が台湾で、「いいじゃん台湾」って、その場ですぐに決まりました。

――タイトルの『ぴこぴこ。』にはどんな意味が。

酒井 意味はないんです。意味のないタイトルにしたいと私が言いました。

 この写真集には、全体を通して伝えたいこととか、メッセージみたいなものは本当にないんです。そこにいた私という人がたまたま切り抜かれただけ、みたいな一冊になればいいなと思って。