――あらためて手元で完成版を眺めてみて、感じることはありますか。

酒井 もうちょっとうまくできたんじゃないかな、とも思うんですけど、一方で5年とか10年経って手に取った時に見え方が変わる写真集な気もして、それが楽しみです。紙が日に焼けたり角が折れ曲がったり、変化していくにつれて写真の見え方が変わっていく。いま写ってるものだけじゃなくなっていく、みたいな。新しい物語をこの先に生み出していくようなものになりそうだなって。

最新写真集での自然体な表情 撮影:佐内正史/写真集『ぴこぴこ。』より

――経年変化でよくなりそうな写真集。

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酒井 2050年とかにこの表紙がポンって出てきたら、ちょっとグッときそうだなって。今はわからなくても、そうなってほしい。

 不出来なものの方が可愛くなることも知ってるから。手の取れたリカちゃん人形とか、目のシールが剥がれたおもちゃとかと一緒で、「それでも好きよ」と、かえって宝物みたいに眩しく残っていく。そういう美しさがある気がします。これまで、いわゆるヒット作の写真集も出してきたけど、溺愛するのは、この子になるかもしれません。

「元グラドル感、露出感、エロ感をご想像される方には購入をおすすめしません」の意味

――発売にあたって、ご自身のインスタグラムで「元グラドル感、露出感、エロ感をご想像される方には購入をおすすめしません」と投稿されていました。

酒井 先行カットが載った『FRIDAY』の表紙が、「グラビア写真集を出すんだ」と思わせるセレクトだったんです。それは雑誌の特色だし、水着の写真がわかりやすいのももちろんわかるんです。

 ただ、応援してくれるファンの方が「水着グラビア写真集を出すんだ」「若菜ちゃんの水着が久しぶりに見られる」という気持ちで買ったら、詐欺じゃんっていうことになっちゃう。3960円もするわけですからそれは避けたいなって。

――騙したくなかった、ということでしょうか。

酒井 「買ってもらえばこっちの勝ちだ」みたいなのはさすがにやりたくないんですよね。だから昔のグラビアの延長線上の私が載っている写真集にはなってないよ、っていうことは言っておきたかった。

 

――ファンの方の反応はいかがでしたか?

酒井 私も不安でしたけど、肯定的な意見を結構いただけたのでやっぱり言ってよかったなと。全然売れないかもしれないけど、人を騙さないものにしたいじゃないですか。いつかこの写真集を見た時に、「お客さん騙しちゃったな」と後悔したくないから。

――ファンには「期待と違うかもしれませんよ」と正直に伝えるんですね。

酒井 これはもう性格なので変えられないんですよね。

〈衣装協力〉 ジャケット¥11,990キャミソール¥6,990(アンフィーロ/アンフィーロ<オンワード樫山>)パンツ※参考商品(プルミエ アロンディスモン/プルミエ アロンディスモン NEWoman新宿)ピアス¥16,500リング¥17,600ブレスレット¥15,400(すべてワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン) <問い合わせ先> アンフィーロ<オンワード樫山> 03-5476-5811 ウノアエレ ジャパン 0120-009-488 プルミエ アロンディスモン NEWoman新宿 03-3226-5551

酒井若菜 写真集 『ぴこぴこ。』

佐内 正史 ,酒井 若菜 ,佐内 正史

講談社

2026年7月1日 発売

最初から記事を読む 「グラビアは芸能界のヒエラルキー的に低いところだった」大きい胸がコンプレックスだった酒井若菜(45)が泣きながら続けた3年間の“グラビア時代”

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