「男に引っかかったんじゃないか?」セクシー女優デビューに対する周囲の反応

――冒頭でも聞かせてもらいましたが、女優の活動が家族との関係を良い方向に変えていったと。

川越 おじいちゃんは、私がこの活動を始める直前に亡くなってしまったんですけど。おばあちゃんには、最初の1年間はつらい思いをさせてしまいました。島の人たちから「あんたのところの孫、大丈夫か?」「男に引っかかったんじゃないか?」とか、いろいろ言われたみたいで。

――おばあさんは、どう受け止めてくれたのですか。

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川越 デビュー1周年のときに、「週刊プレイボーイ」さんでデジタル写真集を出していただいて。その撮影で八丈島に帰ったんです。私がたくさんのプロの方に囲まれて、ちゃんと仕事をしている姿をおばあちゃんに見せて、ようやく安心してもらえました。泣いて喜んでくれましたね。

 

新たな写真集『TRITON』は「人生そのものを表現した作品」

――3冊目の写真集『TRITON』が発売されましたね。

川越 この写真集は、デビュー前に出た「週刊ポスト」のグラビアがきっかけなんです。そのときに撮ってくれた写真家の丸谷嘉長さんとメイクの佐藤寛さんが、デビューして半年くらい経った頃に「川越にこという女優が忘れられないから、もう一度撮りたい」と連絡をくださって。

 それで丸谷さんがご自身の写真展を開くにあたって、「アート作品として出てほしい」と。その時に撮影したものが「表現力がある子だ」と、写真家さんたちの間で話題になったそうなんです。

 

――そこから写真集の話に?

川越 さらに丸谷さんが、「この子には、ただ撮られるだけじゃない、もっと奥深いものがある。この子の生き方を撮っていきたい」とまでおっしゃってくださって。写真集を出す企画は決まっていなかったんですけど、丸谷さんが自腹を切って、何度も撮影を重ねてきたんです。

 だから、この写真集は1年以上かけて撮った、私の人生そのものを表現した作品です。きれいな私を見せるというよりは、私の過去、現在、未来をとらえています。

 写真集のテーマは「水」で、天から降った雨が、富士山の雪解け水となり、滝になり、川になって、海へ流れていく。そして、いずれは私の故郷である八丈島にたどり着く。その水の循環、輪廻転生のような、生命の流れを私で表現したいと。