「健康的な体型を維持することは心がけて…」写真集ではヌードも披露
――撮影では、マネージャーを現場に入れなかったそうですね。
川越 丸谷さん、佐藤さん、私の3人だけで撮影することが多かったです。丸谷さんからは「ポーズを決めずに、そのままそこにいて」と言われて。AVの撮影は動画なので演技も意識しますが、丸谷さんとの撮影では、その瞬間に感じたままに動いています。
今回の写真集はアートな作風だったので、一部のファンを置いていってしまう不安もありました。でも、これからの私が表現者としても挑戦していく、その第一歩にしたかった。
だからこそ、クールな表情が多い中でたまに見せる笑顔がファンの方には響いたようで、「やっぱり、にこの笑顔がいい」という声もあって。
ありのままの瞬間を切り取ってもらったことで、「新しいにこちゃんが見れた」と沢山のファンから言ってもらえましたね。
――写真集ではヌードも披露していますが、撮影にあたって体型維持などは意識されましたか。
川越 あまりストレスにしたくなかったので、過度には意識しませんでした。ただ、料理人なのにガリガリだと「本当に料理してるの?」と思われてしまうし、島の人間なのに肌が真っ白なのも不自然。自分のブランドを崩さないように、健康的な体型を維持することは心がけていました。
一度パーソナルジムに通ったら、筋肉がつきすぎてファンの方から「丸みも残してほしい」と言われたこともあります(笑)。
――そうした美意識の中で、整形を考えたことは。
川越 顔をいじることはしないようにしています。写真集は、その時々の人生を切り取るものだと思っているんです。初々しいデビュー時から、少しずつ大人になっていく。その変化を写真に残していくのが写真集の醍醐味なので、顔を変えてしまったらその価値がなくなってしまう気がして。
撮影中に「自然と涙があふれてきた」理由
――泣いているカットもありましたが、自然に涙が?
川越 はい。静岡で撮影したんですけど、カメラマンさんから「ここがにこちゃんのステージだと思って、好きに表現して」と言われて。
その時に自分の小さい頃の、傷ついてきた過去を思い出していたんです。過去の自分と向き合っている瞬間だったんですけど、太陽の光がパァーっと私に差したんです。
その光の温かさが、まるで小さい頃の私が「大丈夫だよ。あのときの苦しみがあったから、今の強さがあるんだよ」って、傷ついた心を温めてくれているように感じて。そしたら、自然と涙があふれてきました。今まで苦しんできた自分が解放された瞬間でしたね。
――表紙でも、いままで見たことのない表情をしていますね。
川越 あれは台湾で撮影した、本当に最後のカットです。それまでの撮影で、過去の自分と向き合い、涙を流して乗り越えてきた。その先にいる、今の堂々とした私を表現しました。「これが私のすべてです」という、自信にあふれた顔です。

