「すべてが今の私の強さにつながっている」なぜ壮絶な生い立ちを明かしたのか?

――写真集の発売記念に開かれた写真展も、大きな反響があったそうですね。

川越 私の過去を知る人たちがたくさん来てくれたんです。地元の友人、専門学校の恩師や仲間、過去の職場でお世話になった方々まで。中には、かつて私をいじめていた人たちの姿もありました。ちょっと信じられないくらいに人が来てくれて。

 みんな「刺激をもらいに来た」と言ってくれて。この活動を通して、過去の人間関係も含めてすべてが報われたような、自分の中で1つの章が終わったような感覚がありましたね。

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――今回の取材も含めて、過去の壮絶な生い立ちを明かすことに抵抗はなかったですか。

川越 1ミリもなかったです。ファンの方からも、「なぜそこまで強いのか、理由が知れて、より応援したくなった」と言われることが多いです。

 いじめも複雑な家庭環境も、すべてが今の私の強さにつながっています。だから、すべてに「ありがとうございます」という気持ちです。もし、何もなく無難に過ごしていたら、きっと島から出ることもなく、つまらない人生を送っていたと思いますし。

 

「30歳を機に、次のステップに進みたい」セクシー女優としての“区切り”

――今後の活動については、どう考えていますか。

川越 女優活動は、30歳になるまで続けようと思っています。デビューしてから7年というのが、1つの区切りになるんじゃないかと。

 三上悠亜さんもそうですけど、7年くらい経つと、皆さん次のステージに進んでいく。私も、30歳を機に、次のステップに進みたいと考えています。

――ちなみに結婚願望などはあるのですか。

川越 結婚、すごく怖いです。両親のこともあったので、「1人で生きていかなきゃ」という気持ちが強くて。1人で生きていける力を、すべて身につけようとしている感じです。子どもを持つと、自分の人生がなくなってしまうような気もしているし。今は、自分の人生をどう生きるかに全力を注いでいます。

――最後に一言いただければ。

川越 私は、セクシー女優とか料理人とか、そういう肩書きではなく、「川越にこ」という1人の人間として、何を届けられるかを大事にしています。ジャンルに縛られず、自分らしい表現を続けていきたい。

 今回の写真集も、その過程の一歩です。これからも、新しい私を見せていくので、どうか見守っていてほしいです。

 

撮影=細田忠/文藝春秋

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