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過去分を一括受給しても、過去の年分にさかのぼって課税・修正申告・延滞税が生じることはありませんが、一括で受け取った年の所得として、その年分にまとめて課税されることになりますので、ご注意ください。
一目でわかる繰り下げ受給に向いている人
図表4の繰り下げ判断チェックリストで確認してみましょう。チェックマークが多いほど、繰り下げ受給に向いています。チェックマークが少ないと、生活費が枯渇してしまうリスクがありますので、年金の受給開始時期などを検討しましょう。
老後の生活の予測は難しいですが、いずれにせよ、キャッシュフロー表を作成するなどして、老後の生活に余裕のあるかどうかを判断し、受給開始時期を決定するようにしましょう。
年金の繰り下げ受給は、「長生きすれば得」という単純な話ではありません。大切なのは、老後の支出がどのタイミングで増えるのか、そして繰り下げ期間を無理なく過ごせるかどうかです。
繰り下げは、状況が変わればいつでも取りやめて翌月から受給を開始できます。さらに、必要であれば過去5年分まで一括で受け取ることも可能です。制度は柔軟に設計されていますので、「とりあえず繰り下げておく」という選択も十分に現実的です。
高齢化問題が大きくなる日本では、老後の医療費・介護費は確実に増えていきます。だからこそ、受給開始時期をどうするかは、人生の後半を左右する大切な判断です。
今回のチェックリストを参考にしながら、ご自身の生活設計に合った受給開始時期を選んでいただければと思います。
川淵 ゆかり(かわぶち・ゆかり)
ファイナンシャルプランナー
川淵ゆかり事務所代表。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。国立大学行政事務(国家公務員)後にシステムエンジニアとして、物流・会計・都市銀行などのシステム開発を担当。その後FPとして独立し、ライフプランやマネープランのセミナーのほか、日商簿記1級、CFP、情報処理技術者試験の合格経験を活かして、企業や大学での資格講座・短期大学や専門学校での非常勤講師としても勤める。
ファイナンシャルプランナー
川淵ゆかり事務所代表。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。国立大学行政事務(国家公務員)後にシステムエンジニアとして、物流・会計・都市銀行などのシステム開発を担当。その後FPとして独立し、ライフプランやマネープランのセミナーのほか、日商簿記1級、CFP、情報処理技術者試験の合格経験を活かして、企業や大学での資格講座・短期大学や専門学校での非常勤講師としても勤める。
