干支を間違える「致命的ミス」

 5月31日、同じ弁護士事務所での打ち合わせには、積水ハウス社員と地面師グループだけでなく、解体業者も参加した。Aと長谷川で結ばれた不動産売買契約を積水ハウスと長谷川に変更するための最終の打ち合わせだった。併せて本登記手続きに必要な書類なども改めて確認された。

 ここでも、長谷川はミスを犯している。

 本人確認時に、干支を真の所有者である海老澤氏の「申年」と答えるべきところを「酉年」と言い間違えたのだ。気づいたA側の司法書士が指摘し、カミンスカスが取り繕う場面もあった。

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 最後まで長谷川は“プロ”ではなく素人の仕事ぶりだったのだ。

 それでも話は進む。

次の記事に続く 「どうやらサツが来てるらしい」地面師グループに走る緊張、商談中止も考えたが…《積水ハウス地面師詐欺事件》カミンスカス操が放った「驚きの一手」