── 高市首相の投稿には、平日は公邸に戻った後、風呂掃除や洗い物、洗濯などの家事もしていると書かれています。日本では、女性は働くだけでなく、家事や育児も完璧にこなすことが期待されがちです。ご自身にもそうしたプレッシャーはありましたか。
はい。私も最初は“スーパーウーマン”でなければならない、と感じていました。私は在任中に出産した世界で2人目の女性首相でした。そのため、首相と母親の両方ができるのだと、何としても証明しなければならないと思っていました。
しかも、単に両方ができることを示すだけでなく、首相として失敗することは絶対に許されないという思いもありました。そうなれば、女性にかけられた期待をすべて裏切ることになるからです。同時に、母親として失敗することも許されないというプレッシャーもありました。
私自身は自ら課したハードルを受け入れていましたが、ほかの人たちにはそうした高い基準を課すのはフェアではないと思います。無理に、過剰な重圧を感じてほしくはありません。
そう思って、次第に私は「何一つ、自分ひとりでやっているわけではない」「私はスーパーウーマンではない」と話すようになりました。私にはパートナーがいましたし、家族も母もいましたから。
首相在任中に出産も経験したアーダーン氏。そして日本の政治家の育休取得についても話は及び――。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、アーダーン氏へのインタビュー全文を掲載。国際会議での安倍晋三元首相にかけられた温かい言葉、京都府八幡市長の産休についての見解、2023年に電撃辞任した真相、国政に戻る可能性、7月に邦訳が刊行された自叙伝『KINDNESS(カインドネス) 思いやりと優しさで世界を変える』 (河出書房新社)などについて、詳しく報じている。

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