衆院選の話をする貴乃花
日刊スポーツの「とっておきメモ」というコラムだ。貴乃花が会見を開いた翌日に、記者が以前のエピソードを書いていたのだが「お宝」はそこにあった。
記者が昨年10月20日の大阪巡業で貴乃花から「ちょっと話をしよう」と言われ、体育館の外で1時間熱弁を振るわれたという。
その1時間の熱弁とは「2日後に控えた第48回衆院選の話題」だったというのだ。
「巨大勢力に立ち向かうって、すごいエネルギーがいるんだよね。俺はさぁ……」と貴乃花は語りだした。
《支持政党名は伏せるが、安倍自民党に対抗する野党の奮闘を熱っぽく話していた。協会内における自分の立ち位置と重ねていたのだろう。》(日刊スポーツ9月26日「とっておきメモ」)
どうですか皆さん、ほーっと思いませんか。
《巡業と重なり期日前投票に行けないことにも、不満を抱いていた。》とも。
貴乃花のガンコな姿からすると共産党の可能性だって
ちなみにそれから1週間しないうちに日馬富士による貴ノ岩暴行事件が発生したというので、まだ大々的に相撲協会と対立が表面化していない頃だ。そのときでもこのアツさ。お題は「安倍自民党に対抗する野党の奮闘」。
貴乃花は支持政党名を出して語っていたというが、果たしてどこの政党だろう。野次馬の血が騒ぐ。この時点ではすでに希望の党はゴタゴタしていたので「野党の奮闘を熱っぽく話していた」なら立憲民主党だろうか? いや、貴乃花のガンコな姿からすると共産党の可能性だってある。なんなら(と言ったら失礼だが)社民党や日本維新の会もある。
こうしてみると、貴乃花の政界進出は今の時点では噂だとしても今後どこかの政党がアツく口説けば意外な展開になるかもしれない(自民党がうっちゃりを決めたりして……)。
タブロイド紙のまさかの噂が時として本当になっていく過程を見るのも、新聞を媒体別に読み比べる面白さである。