俳優復帰後、内田有紀さん(50)が再ブレイクするきっかけとなったのは、2012年から2021年までに全7シリーズが放送され、2024年12月公開の劇場版で完結した『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のレギュラー出演でしょう。

 米倉涼子さん主演の『ドクターX』は視聴率20%超えを何度も何度も記録したモンスタードラマで、内田さんはフリーランスの麻酔科医・城之内博美を好演したのです。

『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』での内田有紀 ©時事通信社

 この役を演じるにあたり、ゼネラルプロデューサーからどういった役にしたいかと尋ねられた内田さんは、「職人のようにプライドを持ってきっちり仕事をする人。そのため、ちょっと偏屈にも見える人」とキャラクター設定の提案をしたそう。その案を脚本家も汲んでくれたので、内田さん自身も思い入れが強いシリーズになったようです。

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「もう絶対に後悔するような生き方はしたくない」

 内田さんは、2度目の復帰を果たし俳優の仕事に戻った30代当時を、こう振り返っています。こうした人生観がヒット作での好演につながったのかもしれません。

〈その頃は『もう絶対に後悔するような生き方はしたくない』と意気込んでいました。不完全燃焼な気持ちが大きかった今までを払拭する、いい機会だと思ったんです。リスタートした時、周りの方々の見る目がすごく変わったとも感じました。30代になった私を、面白がってもらえているという感覚。自分の中で抱えていたイメージみたいなものも払拭できたと感じて、もう人から求められるイメージを常に演じていなくてもいいんだと、ふと肩の力が抜けたんです〉(『STORY』2021年5月号)