「豊作になりそう」「暗い日本を盛り上げてほしい」「色白ガリガリきのこ頭小動物系塩顔男子の時代を終わらせにきた」——。

 一体なんのことかと思われるかもしれないが、これらはすべて、とあるアイドルの動画に寄せられたコメントである。

24時間テレビで披露したアフリカンダンスが大バズり

 今年放送された『24時間テレビ49 -愛は地球を救う-』(日本テレビ系)では、STARTO社のアイドルたちが代々務めてきたメインパーソナリティのバトンを、SixTONESが受け継いだ。メンバー個々の活躍はもちろん、日テレ日曜夜の看板番組『Golden SixTONES』や『オールナイトニッポン』のパーソナリティなど、グループとしてのバラエティー力の高さも折り紙つきの彼らが、24時間テレビの顔を託されたことに、もはや驚きはない。

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SixTONESの6人、一番右が森本慎太郎 『24時間テレビ49 -愛は地球を救う-』公式サイトより

 今年の24時間テレビにおいて、目玉のひとつになったのが、世界各国のパフォーマーが集結した「ボーダーレスLIVE」だ。そのなかで、SixTONESのメンバー・森本慎太郎がウガンダの子どもたちと披露したアフリカンダンスが大いにバズったのである。ファンが切り抜いたわずか12秒足らずの動画(現在は削除済み)は瞬く間に拡散され、驚異の5300万インプレッションを記録。全身からパッションがほとばしる森本のダンスは、とにかく生命力に満ちていて、一周回って景気の良さをも感じた。この投稿を発端に、同じく24時間テレビ内で披露されたダンクシュートの切り抜き動画や、「ディズニープリンスのような顔立ち」「こんな息子に育ってほしい」というつぶやきまで、森本に関するポストが連日話題になっていたのである。

 実は森本について書くのは、2023年のドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)以来、これが2度目になる。オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の半生を、まさかのSTARTO社のアイドルが演じることに、放送前は否定的な意見も多く、逆風のなかで始まったものの、森本とKing & Prince・髙橋海人は、そんな前評判を鮮やかに覆した。放送から3年が経ったいまなお、近年の日テレドラマの代表作として名前が挙がる一本だ。

『だが、情熱はある』公式サイトより

『だが情』以降のふたりの俳優としての躍進は、ご存知の通り。前回のコラムで、「『だが情』をきっかけに、森本と髙橋の評価が変わるだろう」的なことを書いた私は、ドヤ顔である。その後森本は『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)でGP帯ドラマ初主演を果たし、映画『正体』では、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞を受賞した。いよいよ森本慎太郎の時代が訪れようとしているいま、あらためて彼について書いてみたい。