9月11日、秋篠宮妃紀子さまが還暦を迎えられた。紀子さまのお立場を大きく変えた、秋篠宮さまとのご結婚と悠仁さまのご出産。その節目ごとに、どのようなドラマがあったのか。秋篠宮家に詳しく、秋篠宮さまの貴重な肉声をつづった『秋篠宮』(2022年/小学館)などの著書をもつジャーナリストの江森敬治氏が、その歩みを振り返る。(全2回の1回目)
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「お互い、どんな点に惹かれたのでしょうか」の質問に…
「生物、例えば御所内で飼ってらっしゃるナマズやアヒルなどをかわいがっておられるお姿や、熱心に魚類を研究しているお姿に強く惹かれました。タイのお酒、メコンに誘われるまま、先生やお友達と語り合い、またギターを弾かれたりするご様子、そんなところに惹かれました」
皇室会議で秋篠宮さまと紀子さまの結婚が決まったのは1989年9月12日のことだ。その直後の記者会見で、「お互い、どんな点に惹かれたのでしょうか」と、記者から尋ねられた紀子さまは、少しはにかみながら、このように答えている。
一方で、秋篠宮さまは次のように話した。
「話をしていて楽しい人。また、どことなく愛きょうがあるというか……」
「付け加えると、(紀子さまは)非常に話題が豊富な方じゃないかと思っております」
学習院大学での出会い
1985年5月、学習院大学法学部2年だった秋篠宮さまは、文学部に入学したばかりの紀子さまと大学構内の書店で初めて出会った。出会ってすぐ秋篠宮さまは、当時、家族で暮らしていた東宮御所に、紀子さまを招き、両親に紹介した。その後もしばしば、紀子さまは東宮御所を訪問し、上皇ご夫妻とテニスを楽しんだり、お茶の席を共にしている。
上皇ご夫妻は、「キコちゃん」と親しく呼んで、とてもかわいがった。秋篠宮さまが小学校時代の友人らと、一緒に始めた大学サークル「自然文化研究会」に、紀子さまは入会した。二人は、全国各地を仲間たちとともに訪れ、愛を育んだ。

