3/3ページ目
この記事を1ページ目から読む
「全員に刺さらなくていい」――観客の価値観を揺さぶる、劇場でしか味わえないカオス
舞台挨拶の締めくくりに、武井監督はこう語った。
「全員が笑って帰れる作品だとは思っていません。この中の何割か、数パーセントの方にでも何か刺さるものがあればうれしいです」
誰か一人の妄想や信じ込んでいることが、いつしか周囲を巻き込み「本当のこと」のように変容していく。映画『本当にあった話(の話)』は、フィクションと現実が混ざり合う恐ろしさを「滑稽な娯楽」として叩きつける問題作だ。
映画を観てから原作小説(鴻池留衣著/文藝春秋)を読むか、原作の文字空間に浸ってから映画館に駆け込むか。どちらを選んでも、あなたが信じている「現実」がグラグラと揺らぐ体験を味わえるはずだ。
映画『本当にあった話(の話)』は、2026年10月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。あなたはこのカオスを、笑って受け止められるだろうか。
【映画・原作情報】
■ 映画『本当にあった話(の話)』
・公開日:2026年10月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
・出演:水上恒司 黒木華 山下美月 大東駿介 山本浩司/小池栄子/佐々木蔵之介
・監督・脚本・編集:武井佑吏
・配給:東京テアトル/murmur
Ⓒ鴻池留衣/文藝春秋 /2026「本当にあった話(の話)」製作委員会
公式HP: https://www.honbana.com/
■ 原作
・鴻池留衣『本当にあった話(の話)』(文藝春秋刊)

