「新宿が悪いってことじゃないですけど…」ヨネスケさんは、なぜ新宿から戸塚に引っ越したのか?
――交際後、すぐに一緒に住まれたのですか。
ヨネスケ つき合うようになってすぐ、かみさんのお母さんが秋田に里帰りするタイミングがあって。その時に戸塚の家に行ったんです。家の周辺は、ホタルが飛んでいたり、コウモリもいて、すごく自然が豊かなんですよ。夜になるとネオンがなくて街灯しかない。
俺がガキの頃に育った千葉の姉ヶ崎に似ていて、ふるさとに帰った感じがしてね。新宿にいると、街自体がざわざわしているし、周囲に東京女子医科大や国立の医療センターがあるので、年中、救急車がピーポー鳴って眠れない。だから睡眠導入剤を飲んでいたんですよ。でも、ここに来たらあまり必要なくなったね。
陽子 師匠は、睡眠導入剤を飲んで寝る癖がついていたので、それを治したいと思って、うちに来てもらったんです。うちに来てからはすっかり落ち着いて、よく眠れたようでした。
ヨネスケ 新宿が悪いってことじゃないですけど、こういう環境がいいなぁって思いましたね。それからこっちに来るようになると、ホッとしてね。それで戸塚で家を探してくれってお願いしたら、ちょうど2部屋空いているマンションがあったので、かみさんと一緒に住む用と、仕事と稽古用に借りたんです。
今じゃ、近所の人から畑での収穫に呼ばれたり、餅つきをしたり、バーベキューに呼ばれたり、近所付き合いがすごく楽しいね。でも、たまに新宿に行くと、やっぱり楽しいんですよ(笑)。
二丁目に行ったら「白い部屋」に行って、「でめ金ビーム」に行って檀家周りをしないといけないので、深夜3時、4時になる。そこからタクシーで戸塚まで帰ると1万円以上かかるので、二丁目の近くの定宿に泊まっています。
陽子 飲みに行く時は私も楽しんでいます。二丁目は独特ですし、ニューハーフのみなさんは本当にきれいでおもしろい(笑)。四谷のお坊さんがやっているバーに連れていってもらったり、なんか芸能人って変わったお店に行くなぁって思いながらついて行ってます。
撮影=松本輝一/文藝春秋
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